第三資料室(1)

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大阪心斎橋通街(「萬国名所図絵」より)





昔の本屋は出版業も兼ねていて、自社の本を売るだけでなく、他店の本を取り寄せたり、古本も売っていた。大坂から出た本は実用書が多い。「読み書きそろばん」と言うだけあって商いの街・大坂では、現場での修業ばかりではなく、書物での勉強も盛んだったということが証明される。
心斎橋筋(特に南船場方面)は、江戸時代から本屋街として有名で、情報発信の中心地であった。
現在のカワチの場所(心斎橋筋一丁目)にあった敦賀屋九兵衛は、尾崎雅嘉著「百人一首一夕話」(ひゃくにんいっしゅひとよがたり)という本を出版。たちまちベストセラーとなった。
老若男女を問わないストライクゾーンの広さがヒットの勝因か。なお、現在でも名著の一つとして岩波文庫で内容が確認できる。



百人一首一夕話
「百人一首一夕話」


青木嵩山堂店頭図
「百人一首一夕話」刊記



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